要注意「薬の飲みあわせ」

錠剤の飲み方

風邪などの症状で病院を訪れたときも、風邪薬を処方されることは多いです。
そして錠剤を処方されることが多く、誰もが薬のお世話になったことはあるでしょう。
もしも錠剤を飲む場合は、水や白湯と一緒に飲まないといけません。
必ず何か飲み物と一緒に飲むようにして、錠剤だけ飲むと喉に貼り付いて炎症を起こすこともあります。

またいくら飲み物と一緒に飲むべきだからと言って、お酒と一緒に飲んではいけません。
アルコールと一緒に飲むと、通常よりも効き目が強くなります。
効き目も強くなり、さらに副作用も強くなりますので、場合によっては命の危険もあります。
アルコールが錠剤の効き目を阻害し、その結果全身に薬がまわりますので、効き目も副作用も強くなります。

相互作用は危険

薬にも食べ物と同じように、同時に服用すると効き目を強めたり、効き目を逆に弱めたりする場合があります。
そして薬の効き目が強くなると、呼吸困難などを引き起こすこともあり、最悪の場合は昏睡状態になり死に至ることもあります。
このようなことを相互作用と言い、薬は処方された通りに飲むべきです。

・効き目が強まる
よく似た成分の薬を一緒に飲むと、効き目が強くなり、体調を崩したり、内臓障害などを引き起こします。
解熱剤や鎮痛剤や咳止め薬はよく似た成分が含まれています。
同時に服用すると、強い眠気が出たり、めまいが出たり、意識が朦朧とすることがあります。

薬は肝臓で分解され、適度な濃度になって体中に送られます。
2つの薬を同時に服用すると、片方の薬がもう片方の薬の分解を阻害することがあります。
これはアルコールでも同じです。
その結果薬が過剰な効き目を出し、体に副作用をもたらします。
複数の病院を通院するときなどは気をつけるべきです。

・効き目が弱まる
逆に同時に服用すると、効き目が弱まることもあります。
お互いに両方の効き目を消してしまい、治療効果が無くなります。
薬同士が結び付いて、期待通りの治療効果が出ないこともあります。
病気が治りにくくなるばかりでなく、病気が進行し危険な状態になることもあります。

相互作用を防ぐために

このような相互作用の危険は、処方された薬のみでなく、漢方薬やハーブにも潜みます。
漢方薬やハーブは、安全性が高いと思われていますが、強い成分を含む物もあります。
一般の薬と同じ成分を含む物もあり、やはり副作用を強めることもあります。

普段からいつも飲んでいる薬について成分などを知っておき、サプリメントなどを使うときは相互作用がないか把握すべきです。
異なる病院を受診した場合は、使用中の薬について必ず医師に告げましょう。
もしも薬の名前が分からないときは、その薬を持っていって見せると良いです。