薬剤師市販薬番付(花粉症編)

薬剤師も花粉症になる

花粉症は何も一般の人のみの病気ではなく、薬剤師もかかります。
病院で働いている人も花粉症で苦しむ人は多いのです。
花粉症に関する薬は、薬局やドラッグストアで色々と売られており、その薬を使う人も多いでしょう。
しかし薬のエキスパートの薬剤師の人はどのような花粉症の薬を使っているのでしょうか?
その薬の成分や効果が解れば、より私たちも使いやすいかもしれません。
そこで今回は薬剤師が普段から使用している花粉症の薬をご紹介します。

薬剤師おすすめの花粉症用医薬品

・フェキソフェナジン

薬剤師の方に一番人気の薬はフェキソフェナジンです。
市販薬ではアレグラFXという名前で売られています。
この薬は眠気などの副作用がほとんど無いので、多くの医師や医療関係者で愛用されています。
使う場合は、症状が出る前から飲むのが良く、予防薬としての位置づけになっていますが、症状が出てから服用しても効き目があります。

病院で処方してもらうことも出来ますが、薬局でもアレグラFXは販売されており、第1類医薬品であり、薬剤師と対面しないと購入できません。
そのためにインターネットなどの通販で買うことは出来ません。

参考 : アレルギー専用鼻炎薬「アレグラFX」

・レボセチリジン

副作用を出来るだけ少なくして、更に効き目を高めたのがレボセチリジンです。
薬局で処方してもらうときはザイザルという名前の薬です。
元々はジルテックという眠気の強い薬から、眠気の副作用を取り除いた薬であり、そのために効果は高いのに副作用は少ない薬となっています。
市販薬でジルテックは売っていませんが、同じ成分の薬ならコンタック鼻炎Zがあります。
ただしこちらは、飲むと眠気の副作用があるので、運転前に飲むことは止めましょう。

・エピナスチン

予防薬として位置づけられているのがエピナスチンです。
予防薬ですが症状が出た後に使用しても効果がありますが、少し眠気の出る薬です。
この薬のメリットは即効性があるということであり、服用して30分で効果が表れます。
市販薬では売っていませんが、同じ成分の薬としてアレジオン10があります。

その他にも医師としては錠剤タイプ意外にも目薬なども使っています。
特に医師が使う目薬は防腐剤の入っていないものを使っており、1回使い切りタイプのものを使います。
使い切りタイプなら、その都度1回ずつ使い切るので、防腐剤を入れる必要がないのです。
防腐剤入りの目薬は角膜などを傷つける恐れもあるので、使わない方が良いです。
また花粉症の薬を使う場合は、もしも眠気が強いなと思うなら、それは花粉症用の薬の副作用かもしれません。
効果が感じられない場合は、即効性のある薬を使ってみるのも良いかもしれません。