薬剤師市販薬番付(疲労回復薬編)

疲労回復の方法

仕事や運動などをして疲れることは人間誰しもあります。
疲れは体が休みたいと発信している信号であり、その信号を無視して体を動かせば体調を崩したり体を壊したりする可能性もあります。
もちろん、疲れたときは休むのが一番ですが、忙しいと休む暇もないこともあるでしょう。

日頃から疲労回復するなら、回復に効果のある食べ物を食べたり、疲れた部分をマッサージしてもらったりという方法もありますが、疲労回復薬を使うという方法もあります。
食事ではクエン酸やアミノ酸が疲労回復には大変役立ちますが、疲労回復薬も疲れ解消には効果があります。
そこで薬剤師が実際に使っているおすすめの疲労回復薬をご紹介します。

薬剤師おすすめの疲労回復薬

・補中益気湯

漢方では定番です。
疲労回復に効果があるのはもちろんのこと、虚弱体質や食欲不振にも効果的です。
主な作用は胃腸の働きを回復させることがメインであり、これによって栄養を十分吸収し元気をつけます。
胃腸が弱っている方などにもおすすめです。

病院でも処方される薬なので、長く使うなら処方してもらった方が良いです。
また数回分という試しに使える量も市販されています。
漢方薬ですが副作用は少しあり、食欲不振になったりむくみや血圧上昇などの症状が出る人がいます。
妊婦でも子供でも使用できますが、持病があるなら事前に医師に言って相談した方が無難です。

・ユンケル黄帝顆粒

テレビCMでもおなじみの薬です。
テレビCMのものは液状タイプですが、こちらの錠剤タイプは液状タイプの半額以下の値段で安いです。
液状タイプよりも値段が安く、含有成分もそれよりも多いのでおすすめです。
錠剤なのでポケットに入れて、疲れたと感じたときなどにすぐに服用出来ます。
特に疲れを感じているなら、朝と夜の2回飲むと良いです。
市販されているので、ドラッグストアでも通販サイトでも購入できます。
15歳以下の方は使用することが出来ません。
副作用としては、発疹や痒みが出ることがあります。

・パニオンコーワ錠

疲労回復薬としてはっきりと明記されている市販の薬です。
体内のエネルギー生産を高めることよって疲労回復を手助けし、疲れにくい体を作っていきます。
即効性はないので、最低でも2週間は服用しないと効果は表れません。
疲れている方にはもちろん、むくみのある方や食欲のない方にもおすすめです。
服用するときは水などと一緒に一気に飲み、噛んで飲んだりすると胃腸を悪くする危険もあります。
ビタミンBが入っており、服用していると尿が黄色くなりますが、これは特に問題はありません。
胃腸障害やそう痒感という副作用の出る人もありますが、副作用の心配はほとんど必要ないです。
大変副作用の少ない薬です。