“服薬ゼリー”で薬嫌いを克服

薬を飲むのが苦手

良薬口に苦しと言うように、薬は苦い物であり、また最近では漢方などを処方される場合もあり、より苦い薬や漢方を飲まなければいけないときもあります。
多少苦くても薬だと思い我慢して大人は飲みますが、子供だと嫌がって絶対に口に入れようとしません。
また高齢者の方なども飲みにくいと感じている場合も多いです。

そんな薬を飲むのが苦手と言う人のために開発されたのが服薬ゼリーです。
通常のゼリーと見た目は変わりませんが、薬をスムーズに飲めるようにと工夫されて作られています。

・むせたり喉に引っかかりにくくなる
・薬が胃に早く届く
という効果を発揮し、医薬品の効果を下げる成分は入っていないので、安心して使えます。
また苦みの強い抗生物質用の服薬ゼリーもあります。

苦い薬を飲む方法としては、オブラートで包むという方法もありますが、オブラートだとどうしても口にくっついたりガサガサするなど、食感が良くなくスムーズに飲むにはコツが必要です。
しかし服薬ゼリーを使用すれば、ゼリーの中に薬を入れて飲むことが出来ますので、スムーズに胃に届き、ゼリー自体子供が喜ぶ味になっているので、苦さを感じずに飲めます。

使い方と選び方

服薬ゼリーは、薬と一緒に飲めばよいですが、ゼリー状のオブラートだと思って使わないと使う効果が半減します。
オブラートを使うときは、薬全体を包むようにして使いますが、服薬ゼリーの場合も、薬をゼリーでまんべんなく包んで、そして飲むようにします。
かき混ぜて使うと、薬が舌などに当たって苦みを感じてしまうので、口のなかで薬の食感を感じないように工夫して使いましょう。

服薬ゼリーはいくつも種類が発売されています。
その中でおすすめのものをいくつかご紹介します。

・お薬じょうず服用ゼリー
7ヶ月の子から使用でき、離乳食の赤ん坊に使うのが心配な人向けです。
とろみが強く離乳食の感覚に近くなっています。

・龍角散 おくすり飲めたね
いちごとぶどうとピーチ味があります。
服薬ゼリーと言えば龍角散 おくすり飲めたねを想像するひとも多く、定番です。
特に使用すると服薬時間が大幅に減ったという声が多いです。

・おくすり飲めたね チョコレート味
こちらはチョコレート味であり、抗生物質などとくに苦みが強い薬に適しています。
苦みが強いとりんご味などではかき消されるので、この味がおすすめです。

・和光堂 お薬じょうず服用ゼリー
粒錠になっている服薬ゼリーであり、水の量によって硬さを調節します。
硬さが調節できるので、子供の好みに合わせて飲みやすく調節して上げましょう。

・FCおくすりレンジャー
1箱に3種類の味が入っており、ぶどうといちごとメロン味です。
子供がどの味が好きなのかわからない人におすすめです。